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「悪の心~」めぐる記事ふたつ

面白かった記事二つおかりします。

元記事こちら

キムナムギル、底力誇示…「悪の心」の演技ポイント


写真提供:SBS金土ドラマ『悪の心を読む者たち』放送キャプチャー
俳優キム·ナムギルがSBSの金·土ドラ『悪の心を読む者たち』で毎瞬間を名場面にし、底力を発揮している。

キム·ナムギルはSBS金土ドラマ『悪の心を読む者たち』(脚本ソル·イナ/演出パク·ボラム)で他人に対する感受性と並々ならぬ共感力を持ったソン·ハヨンを演じ、多彩な魅力を発揮し、視聴者の「心の狩人」となった。

特に、キムナムギルは繊細さから凡庸ではないカリスマを持った二重の姿で、知れば知るほど気になるキャラクターを誕生させた。 これに、この1回から4回までいつの間にか浸透しているキムナムギルの魅力ポイントを聞いてみた。

●第1-2回:真犯人を見つけるための直進本能始動!一刻も目が離せない活躍

キムナムギルは、全身アクションが目立った犯罪者との追撃戦で、序盤から劇の没入を最高潮に達した。 模倣犯を捕まえたソン·ハヨンが「どういうことなんだろう」と犯人の心理が気になる姿は、なぜ彼がプロファイラーになるのか、その理由を立証した。

また、キムナムギルは鋭い分析力を基に、事件の真犯人を捕まえるためのソン·ハヨンの直進本能を隙間のない演技で描き出し、瞬間ごとに目を離すことができないようにした。 ソン·ハヨンは、事件が起きた場所の周辺を直接走り回り、重要な手がかりを見つけ出す一方、強制自白を引き出したパク班長(チョン·マンシク扮)と対峙した。 ソン·ハヨンは刑務所に収監されたヤン·ヨンチョル(コゴンハン)を絶えず尋ねてきて対面し、相手の考えを見抜く鋭い目つきでチョ·ガンム(オスンフン扮)と張り詰めた心理戦を繰り広げ、手に汗を握らせた。

●3回:「ギム·ナムギルピョ」プロファイラー、ソン·ハヨン誕生! なぜ彼なのか

キムナムギルは繊細な呼吸とディテールな感情の強弱を調節し、プロファイラーとしてソン·ハヨンがなぜ適任なのか、人物の持つ叙事に対する完璧な移入を引き出した。 犯罪心理分析官の初の行動を見せたソン·ハヨンは、バラバラ殺人事件の被疑者の心理に食い込み、その前では一抹の感情動揺も見せず、緊張感をもたらした。

この他にも、ソン·ハヨンは事件に関するすべての情報を盛り込んで犯人の特性と職業を特定した。 真剣にプロファイリングに臨んだ彼は、犯人の居住地まで捜し出すなど、恐るべき活躍を見せた。

●第4回:繊細な視線+諦め知らずの粘り、剥いても剥いても出てくる隠しキャラの裏側!

22日放送された第4回でソン·ハヨンは犯罪に対する真実を明らかにするためなら退かない姿で目を引いた。 彼はイスヒョンの指を探すために下水口の周辺を隅々まで探し、これまで出てきた証拠を土台に犯人の指が2本ないという話を再び取り出し、容疑者を推定した。

以後、ソン·ハヨンはバラバラ殺人事件の犯人チョ·ヒョンギルを取り調べ、彼の心理を全て知っているかのようにイスヒョンの指をなくした理由を尋ねた。 キムナムギルは、盛り上がる劇の雰囲気によって、ますます激しく変化する表情と口調で圧倒的な画面掌握力を見せてくれた。

一方、誰よりも理性的なソン·ハヨンが被害者家族の家を訪れて哀悼する姿は、相手に対する優れた共感能力を持った人物の真価を見せ、深い余韻を与えたりもした。 放送末尾、ソン·ハヨンは「勝ったからといって終わりではありません。 いつかはまた出てくるから」と書庫に向かい、各種事件の資料をコピーして分析し始めた。 果たして彼がプロファイラーとして今後どのようなプレーを見せてくれるのか期待が膨らんだ。

このようにキムナムギルは、状況ごとにキャラクターが感じる刹那の感情を逃さない緩急調節演技を披露し、劇の雰囲気を牛耳った。 キム·ナムギルの熱演は毎週金·土曜日の夜10時に放送されるSBS『悪の心を読む者たち』で確認できる。



元記事WebマガジンiZE(アイズ)こちら
キムナムギル、善と悪の奇妙な境界    



SBS金土ドラマ『悪の心を読む者たち』(脚本ソル·イナ、演出パク·ボラム)の主人公警察ソン·ハヨン(キム·ナムギル)は皆が「はい」と叫ぶとき「いいえ」と言う人物だ。 上官がどんぶり勘定式に犯人を特定しても、追加証拠を一人捜し出し、最後まで本当の犯人を捜し出すほどだ。 そのため、仲間からよくにらまれる、どこか縁起が悪く目立つ奴として扱われるのが常だ。 この男の気持ちは同僚たちの視線より被害者の瞳に向けられている。 しかし、終始無表情な顔をしていて、本音がなかなか読めない男。 ハヨンは『悪の心を読む者たち』で義侠心に責任を負う主人公であると同時に、何か分からないスリラー的な不安を抱いた独特なキャラクターだ。

「事件をあきらめないこと、開かれた心、直観、常識、論理的分析力、私的感情の分離、他人に対する感受性、心中が読めない表情」ハヨンを新設チームの犯罪行動分析チームに連れて行こうとするクク·ヨンス(チン·ソンギュ)チーム長が彼を説得して言った言葉だ。 ヨンスの言葉は、警察内で「別種」とみなされてきたハヨンの本当の姿でもある。 長い鑑識系生活で相手の習性をよく読み取るヨンスだけが、彼の真の姿を読み取ったのだ。 本格的にチームに合流し、向かい合った凶悪犯罪者の一人はハヨンに「瞳ががらんとしている。 刑事さんも、いざとなれば怪物になり得る」と話している。 ヨンスが見たハヨンも、犯罪者が見たハヨンも、いずれも一理あるように納得することになる。 瞳ががらんとしているようでも、言葉の温度と雰囲気を通じて他人に対する大きな共感力を見せてくれる人。 キムナムギルが演じたハヨンは奥深さの境界に立っており、届きそうで届かない領域を見せている。

「かっこいい」という言葉がひとりでに口にでるほどの耳目口鼻を持っている男。 ところが、その顔でメロドラマの男性主人公ではなく、概してスリラーやコミックを演じる。 時には感情を喪失したかのように冷たい目のサイコパスのように見えるが、一瞬無邪気に顔色を変えてはにかむ笑いをする。 「悪の心を読む者たち」が「名不虚伝」「熱血司祭」に続くドラマだという点を考えると、配役ごとに性格のシーソーがとてつもない。 しかし、彼が当初大衆の注目を集めた作品『善徳女王』のピダムを思い浮かべると、彼にとって十分に遂行可能な領域だ。 無邪気だが、中身は真っ黒だった男、善役と悪役に区分できない愛憎を抱かせたキャラクター。 キムナムギルはすでに妙で決まりきった顔で濃い魅力を引き出すことができた俳優だった。 そのように映画『海賊:海に行った山賊』と『無頼漢』で見せてくれた異質的キャラクターのように、つかみ所のない俳優として位置づけられている。



「『韓国のチャウシンチー』になりたくて演技を始め、『忘れかけても挑戦し、また新しい作品を選んでまた演技したため、今日に至った」と話した過去のインタビューのように愉快な一面を持つ自分の性格を演技からもっと細かく引き出しているのかもしれない。 ただ、キムナムギルの選択は結果的に韓国ドラマのキャラクターの新しい領域を見せてくれる。 不気味ながらもどこか同情の余地を与えてくれる。 「悪の心を読む者たち」のハヨンは、捜査物の義侠心に満ちた主人公の情熱を込めており、空の視線でしばしば不吉な顔を見せる。 そして無表情を維持し、ほんの少しの表情変化を起こすだけで、作品に涼しさを吹き込む。 コメディー、捜査物、スリラーなど多様なジャンルが一つの作品に溶け込むこの頃、キムナムギルの顔はそれ自体が複合ジャンル的な性格を帯びている。

キムナムギルはSNSをしない。 彼が普段、個人的に何をしているのか分かりにくく、よくある自分撮りも見つけにくい。 演技外的には一般の接近を許さない。 芸能でよく見かける愉快な顔を除けばだ。 だからこそ、ミステリーな領域に置かれているハヨンを演じることにおいて、それだけふさわしい俳優がいないということは否めないだろう。 全面的に信頼を与える親しみのある男ではなく、特定のピントで奇妙な雰囲気を出す男の主人公。 それとともに目を離せなくし、本音をずっとのぞき見たくなることまで…。 キム·ナムギルのハヨンは、いろいろな面で紛らわしいが、愛したい男主人公の誕生だ。


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これは良い記事だと思いました。。
褒め殺しで煽る芸能情報記事とは違ってさすがwebマガジン。
ナムギルがほめられるのは大好きなんだけど最近はちょっとファンから見ても大げさだなと思うこともあるぐらいなので。。。。
ナムギルさんを落ち着いた着眼点で見つめてくれてて面白かったです。
善と悪の境界、たしかにそのようなキャラが多いですよね。

私生活をさらすSNSはしないとかナムギルのことをちゃんと知ってる人が書いてる。
近年、急速にバラエティ出演が増えて素のナムギルさんがみれたりも
することが増えたけど、それ以前はインタビューやファンミぐらいでしか素ナムギルさんを知る由もなかったから今よりミステリアスだったかも。

役柄ごとにふり幅がすごいことや、最初から既に濃い魅力を引き出すことが
できた俳優という評価も、ファンとしては満足です。


最近のドラマはほんとに複合的ですよね、メロ×事件×コメディ要素などなど。
面白いなと思ったのは、ナムギルは存在自体が複合的というところ。
ひとりで複合ジャンルまかなう俳優(笑)。
なんて万能なの?