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「終わりの始まり」最終回は神回

BSテレ東で放送中だった善徳女王、今日が最終話でしたね。全話通して殆ど観られなかったのですが、母に教えたらずっと観てたようです。母も善徳女王は何周目かな、というぐらい観てると思います。私と同じくナムギル好きです。

そして今回、母は善徳を親友にも教えたところ、見事、はまってくれたとか。元々韓国ドラマは冬ソナ以前から色々観てたという年季の入った方らしいですが、善徳女王はご存知なかったとの事。
「キムナムギル、すごく良いね。他にどんなのに出ているの?」と興味をもってくれたみたいで私としても嬉しかったです。

皆さまだったら次に何を薦めますか?「赤と黒」かな?時代ものがお好きなら「医心伝心ミョンブルホジョン」か、いきなり「美人図」?
誰が観ても面白い「熱血司祭」か。
なんていろいろ考えると楽しいですね。
ナムギルさん出演作は良作ばかり。全部みてほしいですね。



善徳女王は事前制作じゃなかったので、視聴者の声がシナリオにもダイレクトに反映されてピダム人気もすごかった為、ピダムの見せ場シーンが沢山ありますよね!

そんな大好きなシーンいっぱいあるんですが、今回は最終回の、ナムギルさんの演技が素晴らしい部分を切りとって改めてDVDをみながら振り返ってみたいと思います。

(ネタバレありです)

サンタクに刺客フクサンの事を隠密に探らせていたピダム。
ヨムジョンのさしむけた刺客から命からがら逃れピダムに真実を伝えたサンタク。
このサンタク、まさか最後までこんなにピダムの忠臣になると思ってなかったです。
ヨムジョンの策略に、はまりトンマンを信じて待つ事が出来なかったピダム。全ては自分のせいだ
ったと悟った時には、とき既に遅くもう絶対に後戻りはできない状況。

そして最後にしなければならない事をしに行くわけですが、もう死ににいくわけですよね。
それでも行くのはどうしても伝えたい言葉があったから。
女王の陣営に向かう道の途中、サンタクと別れるシーン。
このシーンがとても好きです。
ゆいあげてた髪をおろして長髪に黒装束というビジュアルで登場した瞬間、胸キュン。



サンタクは、この時までピダムが何をするのか知らないでついてきてたみたいです。
サンタクが射られるまでのシーンは、つくづく名シーンだよね。

「できるだけ遠くへ行き全て忘れよ。そして剣を
捨て土を耕して生きるのだ」


「멀리(モリ)...」

から始まるこの台詞のナムギルの声のトーン、台詞のテンポ。。。
初見の時は泣いてしまいそれどこじゃなかったですけど何度かみていくうちにナムギルさんの演技
は台詞の行間まで感じさせてくれると思うようになりました。

サンタクに向けられた言葉ではあるんだけど、本当にそうしたかったのはピダム自身じゃないのかって、ピダムの遂げられなかった思い、が感じられて。
そう感じるのは多分、ナムギルの眼のせい。
眼が遠いのよ。。。サンタクを通り越して向こうをみてるような。
こいういう演技は計算ずくというか意図的なのかな。本当にすごい。
「上大等はどうなさるのです」と問うサンタクに

「伝えるべきことを伝えていない人がいる。それ
を伝えに行く」
と答えるピダム。



サンタクから視線を外し振り返って言うこの台詞。なんて絵になるの。
この時の少しふるえる声、眼、表情~~(TT)潤んだ瞳が遠くて。
きゅうっっと心締め付けられる。
一緒に行きましょうと言うサンタクに少しの微笑を返し「行け」と言うピダム。
ナムギルさんは寂しく微笑ませたら宇宙一。

夕陽の逆光の中を歩き出す映像美。
と、、、射られ、ド派手に血を噴き上げるサンタク。
ピダムが託した思いも粉々に砕かれたみたいにドサリと倒れるサンタク。

ここから最後までピダム無双。
初見の時はもう前のめりでみてました。
関門はユシンだったけど、ユシンの性質をよく知ってるピダムはとにかくトンマンの元に行くために「俺と勝負してくれるか」と本気で戦いを挑むと見せかけて突破。案の定、騙される実直ユシン。ここも面白いよね。

ここからはもう前のめり+涙涙
最期、女王の名前を呼ぶピダム。
字幕は「トンマン トンマン」だけなんですけど
「トンマン、、、トンマナ」言っていますよね。
トンマナの前にナエって言ってるのかな、言っててほしい。
「トンマン、俺のトンマナ。。。」って。

女王の名前を呼ぶことは反逆とみなされる不遜な行為で誰もその名を呼ばなくなって久しかった。
一人の人間、女性としての生も同時に捨てたトンマンをただ一人、
人間.女性として愛したピダム。
ピダムにとっては反逆とみなされようと命を捨ててでもそれを伝えに行きたかったんだよね。。。
これが「愛してる」とかだとまた違うんだよね。
名前を呼ぶだけのほうがどんなに深いか。
脚本が秀逸。

あんなに潤んだ美しい瞳がもう何も映さないガラス玉のようになって。
骸と化したこの眼の演技もすごいよね。開いてるだけで何もみていない瞳。
誤解ですれ違っていく運命って一番悲しい。
最期、トンマンがあの指輪をしていたのは救いでした。

こんな事は邪道かもしれないけどトンマンかピダムの夢としてでも、あの世の話し?でもいいんだけどそういうスピンオフみたい。

政治も剣も忘れて山寺で穏やかに幸せに隠遁生活を送る二人の余生みたいなのを10年以上経ってる現在の年齢のヨウォンちゃんとナムギルでみたい。

最終話は本当に悲しいけど、ここまで悲しいからこそナムギルの演技が深い印象を残したのだと思ってます。。。。






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